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#12 コンビネーションを意識する
配球を意識して練習を続けていると、だんだん相手のコートにできるオープンスペースを上手く利用できるようになってきました。
相手を崩してオープンスペースを作り、そこへ早く配球して甘い球を誘う。
練習を重ねるにつれ、このやり方がだいぶ定着して来ました。
しかし、ある時ふと気づきます。
相手のオープンスペースばかりに気を取られていましたが、自陣にもしょっちゅうオープンスペースができていたのです。
自分が取りに行ったらペアの人も取りに来ていたり、ペアの人が打って前に出ると後方のスペースを突かれて私が間に合わなかったりします。
相手がはっきりと球を上げたらトップアンドバック、こちらが上げたらサイドバイサイドになるのは無意識にできます。
これがオープンスペースを作らない理にかなった動きになっていることもわかります。
しかし、相手やペアの人がどっちつかずな返球をした時に、どう動くべきかわからなくなるのです。
ラリー中は、2人とも動くため、必ずオープンスペースができます。
ペアの人が動いたら、その人から遠いところがオープンスペースになります。
そのスペースを突かれると、ピンチになったり、攻撃権を奪われたりします。
そもそも私は、ローテーションのルールもわかっていませんでした。
他の人のゲームを見ていても、右回りローテーションになる時もあれば、左回りの時もあります。
スマッシュを打ったら前に出るのがよいのか、逆サイドを意識して横に動いた方がよいのか。
人によって動きが違っていたりします。
聞いてみても、どうやら無意識にローテーションしているようで、明確な答えが返ってきません。
私はきっと何か法則があるはずだと思い、他の人の動きを研究します。
2人とも右利きの場合、左回りの方がフォアで連続攻撃しやすいようですが、逆回りで得点できているケースもたくさんあります。
いくら研究してみても、結局ローテーションの正解はわかりませんでした。
とは言え、ローテーションが上手くできなくても、オープンスペースを埋める動きはできるはずです。
ペアの人が動いたスペースをカバーするように動いてみます。
最初は動き出しが遅れますが、慣れてくるとだんだんコツがわかってきます。
ペアの人が動いた瞬間に、つまり相手が打って来るより先に、自分も動き始めるようにすると、オープンスペースを狙われても十分に追いつくことができるのです。
しかし、ペアの方が自分より前にいる時は動きが見えますが、後ろにいる時は動きがわかりません。
だから、動きを合わせようとしてもできないのです。
うん?待てよ?
そしてあることに気づきます。
ダブルスにおいて、コンビネーションは極めて重要です。
市民大会では、シングルスプレイヤーどうしが組んだペアを見かけることがあります。
2人ともフットワークが速く攻撃力も高いのに、何故か、それほどでもないペアに負けてしまいます。
ダブルスでもシングルスのような動きをしてしまうために、2人で連携して得点することができないのです。
ダブルスは、シャトルだけを意識してするものではありません。
ペアの人の動きを意識して、2人で勝負できるようになりましょう。
ダブルスにおける強さは、単純な足し算にはなりません。
コンビネーション次第で、1+1を3にも4にもできるのです。
今回はここまで。
次回は、"ローテーションの正体"です。
#13 ローテーションの正体
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