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#7 人のプレイを研究する
参加し始めた社外のクラブには、たくさん経験者がいます。
市の代表クラスの人も数名います。
この人たちは、攻撃力もレシーブ力も高く、動きにも無駄がありません。
ゲーム練習で対戦相手になると、ほとんど厳しいショットしか来ず、防戦一方になります。
あれ?この感覚は・・
そうです。
初めて参加した会社の全国大会で完膚なきまでに打ちのめされた時に味わった感覚と同じなのです。
彼らは、私よりもはるかに上手い他の経験者たちとゲームをしても、簡単に勝ってしまいます。
パワーやスピードで押すわけでもなく、手を抜いているようにすら見えます。
経験者に勝つには、もっともっとパワーやスピードの強化が不可欠なのだろうと思い始めていた私にとっては、衝撃的な光景でした。
彼らのプレイを研究すれば、経験者に勝つヒントが見つかるはずだと直感しました。
よく観察してみると、特にスマッシュで押すわけでもなければ、ドロップを多用するわけでもありません。
わざと奥まで高く返して相手に打たせたりもしています。
スマッシュを打たれても、レシーブ一発で攻守逆転します。
ラリーをしていたと思ったら、いつの間にか決定機を作っていて、簡単に決めてしまいます。
パワーやスピードに頼っていないのに簡単に経験者に勝ってしまうのですから、プレイを見ているだけでワクワクします。
この時から、彼らのプレイを徹底的に研究する日々が始まります。
基礎打ちでは、どんな打ち方をしているか、どんな質のショットを打とうとしているか、各ショットの打点はどのあたりか、ショット技術を中心に細かいところまで見て、自分との違いを見つけようとします。
ゲーム練習では、彼らがどういうショットを打ち、相手の返球がどうなる確率が高いのかを見るようにします。
そこに注目したのは、彼らが相手からどういう返球が来るかわかって打っているように思えたからです。
コートに入っている時は対戦相手のプレイを、入っていない時は他の人のプレイを見て研究することが日課となっていきます。
そして少しずつですが、経験者に勝つためのヒントが見え始めます。
上手い人には上手い理由があります。
自分よりも上手い人には、必ず自分にはない何かがあります。
だから、上手い人のプレイを研究すると、自分にはないものが見えてきます。
シャトルを打っていない時間を、ボーッと過ごしていては勿体ないです。
出遅れプレイヤーの方は、経験者と比べると、圧倒的に競技経験が足りていません。
それを早く補うために、練習中、暇さえあれば人のプレイを研究するようにしましょう。
日々の練習は、上手い人のプレイを間近で見られる、数少ない貴重な時間なのです。
今回はここまで。
次回は、"パワーとスピードに勝るもの"です。
#8 パワーとスピードに勝るもの
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