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世界バドミントン2022観戦記



こんにちは。バド福代表の川崎です。

日本初開催となった世界バドミントン選手権2022。
準々決勝のチケットがとれたので、観戦に行ってきました。

場所は東京体育館。国立競技場のすぐ近くです。
9:20ころ千駄ヶ谷の駅を降りると、すぐ目の前に体育館があります。

平日にも関わらず、当日券売り場にはたくさんの方が並んでいました。
私は前売りの指定席券を持っていたので、そのまま体育館へ。
入口で検温された以外は、チケットを見せるだけで簡単に入場できました。

入ってすぐ、無料で配布されていた応援用のハリセンをゲット。

座席へ向かう前に、BIRD MEMBERSブースに立ち寄ります。
BIRD MEMBERSとは、日本バドミントン協会オフィシャルファンクラブのことです。

出展ブースでアプリにチェックインし、会員限定のオリジナルステッカーをゲット。



また、その場で豪華賞品の当たる抽選にも参加。
A賞:選手のサイン入りBIRD JAPANラケットバッグ(2名)
B賞:選手のサイン入りBIRD JAPAN Tシャツ(10名程度?)
C賞:BIRD JAPAN クリアファイル


A賞、B賞の当選確率はかなり低いようです。

最初は誰も並んでいませんでしたが、チェックインに戸惑っている間に、一人のご婦人が来られて、先に受付を済まされました。

抽選はタブレット画面中のボタンを押すだけ。
今の時代、抽選までデジタルなんですね。

ご婦人の後ろに並んで抽選の順番を待っていると、
「えっ、いきなりですか。バッグ当たりましたよ!」
と驚きを隠せないスタッフの声。

タッチの差でサイン入りバッグを逃した私。
落胆したまま、しかたなく抽選ボタンを押します。

すると、
「えっ、これもすごいですよ。」
とまたまた興奮したスタッフの声。

何と、サイン入りTシャツが当たりました。

選手は選べないということで、10枚ほどある中から1枚選ぶと、フクヒロペアのサインでした!



直筆です!!
練習ではとても着られないですね。大事に保管することにします。

気分のいいまま、2階スタンド席へ向かいます。
座席番号はわかっているものの、位置は公開されていないため行ってみないとわかりません。

冒頭の画像は自分の指定席から撮った写真です。
2面あるコートのちょうど真ん中で、どちらの試合も見やすく、しかも通路沿いという最高の条件の席でした。

早くも本日2度目の幸運!
BIRD MEMBERSの先行予約特典がなければ、こんないい席にはまず座れなかったでしょう。

席に座ってまもなく試合が始まりました。

コロナ禍で大きな声援は禁止ということもあり、選手の声もシャトルを打つ音も会場中に響きます。
この臨場感のせいなのか、テレビで見るよりスマッシュが速いなと感じました。

日本選手は準々決勝に5組残っていました。

最初に登場したのは女子ダブルス永原・松本ペア。
世界ランク3位、韓国のシンスンチャン・イソヒペアが相手。

苦戦が予想されましたが、ファイナルまで行くものの、内容は危なげなく勝利。
松本選手の気持ちの入ったプレイが随所に見られました。

日本選手が得点すると、会場中からパンパンパンパンとハリセンを叩く音が鳴り響きます。
平日の午前中とあって、まだところどころ空席が目立っていましたが、そんなことを感じさせないほど盛り上がります。

大きな声援はなくとも、ハリセンでの応援には、日本選手は大いに勇気づけられたことでしょう。
対戦相手にとってはアウェー感が半端なかったことと思いますが。

幸先のいいスタートに、他の日本選手への期待も高まります。

次に男子ダブルス保木・小林ペアが登場。
インドのランキレディ・シェティペアとの対戦です。
インドペアは最近好調なので嫌な予感がしましたが、ファイナルの末、敗れてしまいました。
最後まで攻撃的なスタイルを崩さない相手に、やや引いてしまったのが敗因と思われます。

この試合の最中に、隣のコートでは女子ダブルス志田・松山ペアの試合が始まります。
相手は苦手にしているキムソヨン・コンヒヨンの韓国ペア。
見ていてもわかるくらい動きが硬く、いつものプレイを出し切れないまま敗戦。

日本のエースダブルスと言われ金メダルを期待されるプレッシャーは、想像以上にきつかったのかもしれません。

ここからしばらく海外選手どうしの試合が続くため、お昼を食べに会場を出ます。

近くのお店で昼食を済ませ、コンビニに寄ろうと思って歩いていた時、本日3度目の幸運。
すぐ目の前に、試合を終えたばかりの小林選手がいることに気づきました。

敗戦に落ち込んでいる様子のない明るい表情にはちょっと驚かされました。
トップ選手はそれくらいのメンタルを持っていないとやっていけないのかもしれません。

会場に戻ると、女子ダブルスのスパジラクル・タエラッタナチャイペア(タイ)とツァンシューシャン・チェンユーペア(中国)の試合と、男子シングルスのチョーティエンチェン選手とジョナタンクリスティ選手の試合が始まっていました。

どちらもファイナルまでもつれる試合となり、先にマッチポイントを握られたタイペアとチョーティエンチェン選手が、ほぼ同時に逆転勝利する展開に、会場は大盛り上がりでした。

チョーティエンチェン選手にいたっては、15対20からの7連続得点という、そうそう見られない大逆転勝利。
終わった瞬間に力を出し切って倒れこんだチョーティエンチェン選手と、床に両膝をついたまま呆然としているクリスティ選手の姿がとても印象的でした。

男子シングルスのヴィチットサーン選手とローキアンユー選手の試合も印象的でした。
ランキング上位で高い攻撃力を持つローキアンユー選手が有利と目されていましたが、ヴィチットサーン選手の高いレシーブ力と精密なショットの数々に、ファイナルゲームの末に屈しました。

このヴィチットサーンという選手は、派手さはないものの、ラリーの上手さと駆け引きの力がずば抜けているので、すぐにトップランカーの仲間入りをすると思います。(本大会は決勝まで進みアクセルセン選手に負けて準優勝)

18:00過ぎからは、いよいよミックスダブルス渡辺・東野ペアの試合です。
第11シードのマレーシアペアが相手でしたが、終始圧倒し、危なげなく勝利です。
中国ペアを破っての優勝もあるなと期待させてくれるほど、東野選手も渡辺選手も動きがキレキレでした。(最終結果は惜しくも準優勝)

この頃には会場もほぼ満員になっていたので、勝利した瞬間の盛り上がりと会場全体の一体感は凄いものがありました。

本日最後の試合は女子シングルス世界ランク1位の山口選手。
世界ランク5位、スペインのカロリーナマリン選手との対戦です。
上から打たせると危険なマリン選手相手にも、上手い球回しが光り、2ゲームとも後半に抜け出す理想的な展開で勝利。

かなりコンデションが良いみたいで、技術的にも体力的にもまだ余裕がありそうでした。(この後、アンセヨン選手、チェンユーフェイ選手に勝って見事優勝)

全試合が終わった頃には20時をまわっていました。
試合の余韻に浸りながら会場をあとにします。
新宿に立ち寄って、美味しい塩ラーメンを食べて帰宅。

いくつもの幸運に恵まれ、ワクワクする試合もたくさん見られた大満足な一日でした。
近くで大きな大会がある時は、また行ってみようと思います。

以上、世界バドミントン2022観戦記でした。


 
このコラムの筆者:川崎智(バド福代表)

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